そんな「シェ・かつ乃」に新商品が加わったとのニュースを聞き、早速お店へお伺いしました。ショーケースを覗くと人気の「たまごロール」や「きみプリン」に加え、2種類のゼリーを発見!どうやら、このゼリーが今夏初登場の商品のようです。早速オーダーし、試食してみました。
レモンの果肉がたっぷり入った「レモンゼリー」は、見た目もさわやか。口に運べばレモンの酸っぱさがきゅーっと広がり、夏の暑さを忘れさせてくれる味わい。甘さは控えめなので、甘いものが苦手な男性にも喜ばれそう。一方の「コーヒーゼリー」は、黒糖ミルクプリンとの2層仕立て。黒糖ミルクプリンのまろやかな風味がコーヒーの苦みを和らげ、とても食べやすい味に仕上がっています。
オーナー・パティシエの勝野浩一さんに、開発秘話をお伺いしました。
「これらのゼリーは、うちのスタッフが考えついたものなんです。自転車が趣味の宮下君が考えた『レモンゼリー』は、あえてレモンの酸味を前面に出し、運動後にも食べたくなるような味に仕上げてあります。また、池守君が考えた『コーヒーゼリー』は、生クリームではなく黒糖ミルクプリンを重ねることで、夏にぴったりなさっぱりとした味にしてあります。昨年ショーケースを大きくしたのをきっかけに、スタッフがそれぞれ“どんなスイーツが食べたいか”を考え、アイデアを出しあって、商品化するようになりました。これらのゼリーだけでなく、今後も新しいスイーツがどんどん生まれていくと思います。期待してくださいね」と、勝野さん。
人気パティスリー「シェ・かつ乃」の若手スタッフが考えたゼリーは、残暑が厳しいこれからの季節にぴったりな味わい。甘さ控えめ&素材の味がいきたゼリーは、夏のおつかいものにおすすめです。

「シェ・かつ乃」の新作は、暑い夏にぴったりの爽やかなゼリー!左から、薄皮部分をあえて残したレモンの果肉をたっぷり入れた「レモンゼリー」250円。噛み締めるほどにレモンの酸味や苦みを堪能できます。コクのある黒糖ミルクプリンとふるふるとした食感のコーヒーゼリーを合わせた「コーヒーゼリー」220円

こちらが、大人気の「たまごロール(プレーン)」1本950円、カット270円。ふわふわの食感は、一度食べたら忘れられないおいしさ! 電話予約が可能なため、確実に入手したい場合は予約したほうがベター。また、ホームページでも売れ行き状況がチェックできます。

マドレーヌやフィナンシェなど、焼き菓子類も充実。おつかいものにもぴったりです。

(左)コーヒー風味の生地でヘーゼルナッツ味のクリームをロールした、「ヘーゼルナッツ・モカ」もおすすめ。1本1000円、カット290円。
(右)卵の黄身部分だけを使った、濃厚な味わいの「きみプリン」330円。お皿にあけて食べるのがおすすめだそう。

「レモンゼリー」を考案した宮下さん。「運動をしたあとでもペロリと食べられるゼリーを作りたくて、あえて甘さは控えめです。レモンの酸味を楽しんでくださいね」

(左)「下北沢」から徒歩20分のところにある「シェ・かつ乃」。赤いテントが目印です。
(右)シェフプロフィール:勝野浩一さん。
1959年東京生まれ。カフェやレストラン、イベント・パーティの企画運営などの仕事を経て、30代でコンプピューターソフトの制作会社を設立。趣味だったお菓子作りを一生の仕事にしたいと、2002年下北沢に「シェ・かつ乃」をオープン。
問い合わせ
住所:東京都世田谷区代沢4-38-3 Tipi代沢1F
電話:03-3412-0651
営業時間:10:00〜18:00(17:00以降は売り切れ次第閉店)
定休日:無休
アクセス:小田急線・京王井の頭線「下北沢駅」より徒歩20分


スーパースイーツ編集部 副編集長K
フリーランスのライター&エディターとして、スイーツ関係を中心に、料理やお酒、旅などの記事を手がける。
フランスの地方菓子の持つストーリーに心惹かれ、パティスリーでは必ず古典菓子をチェック。
また、食べるのはもちろん、作ることも大好き! 得意なお菓子は、ロールケーキ。
夏だけのお楽しみ!!「モンプリュ」ファン待望のパルフェ&シェイク
店内のカフェでは、30代男性の一人客が嬉しそうにかわいいパルフェを食べています。大きな桃のコンポートが載った「ピーチメルバ」です。上には木苺のソースがたっぷり掛かり、コンポートの下には白桃のジュレが隠れています。そして、その下になめらかなソフトクリーム。さらに一番底にはクレープ生地を伸ばして焼き、砕いた、フィアンティーヌがザクザクと。「これは熱烈なファンが多くて、毎年、ピーチメルバはいつからですか?という問い合わせが必ずありますね」と、林周平シェフ。甘酸っぱい木苺のソースと、ぷるんとした桃のコンポートが絶妙なバランスを保つグラスデザート。ビジュアルのインパクトも含め、一度食べるとこの味が忘れられなくなるのです。
毎年7月、和歌山県の桃の名産地・桃山町の契約農家から桃が届くと、モンプリュの厨房では白桃のコンポート作りが始まります。こちらで使う桃は、大きすぎたり小さかったり、規格外で市場に出荷できないサイズのものを送ってもらっているのだそうです。規格に沿わない桃を、農家の人々が廃棄していたことを知った林シェフ。味には一切遜色がないのに捨ててしまうのはもったいないと、数年前から自店で使うことにしたのです。
湯むきした桃を半分に切り、水、グラニュー糖の中に入れ、バニラの棒と輪切りのレモンで香りを補いながら煮ています。素材の持ち味を生かした、ぷるんと柔らかいコンポート。これが完成すると、まずカフェで「ピーチメルバ」を出し始め、最盛期の8月に入ると瓶詰めにしてコンポートの販売を開始します。パフェは8月末ごろまで、瓶詰めのコンポートも桃が届く間、店頭に並べ、売切れ次第終了となります。だいたい9月~遅くとも10月には売切れます。どちらも毎年販売を心待ちにするファンが多い、人気商品です。
もう一つ、カフェでこの季節おすすめの冷たいデザートが「ブルーベリーシェイク」です。こちらも同じく和歌山県の生産者から届く、無農薬栽培のブルーベリーをたっぷり使っています。「農家の方ではないのですが、80代のおばあちゃんが庭で丁寧に育てている無農薬のブルーベリーなんです。実がパンパンに張っていて、甘みや酸味がしっかりしています。和歌山県は南国の気候に近いので、美味しいフルーツの宝庫なんですよ」と林シェフ。
6月から9月末ごろまで毎週、箱いっぱいのブルーベリーが届けられるそうです。このシェイクには一杯あたりなんと80gものブルーベリーが使われているのです。ソフトクリームと一緒にミキサーに掛けてあり、皮や粒が感じられます。甘みはすっきり、しっかりと果実の存在感がある一杯です。
桃もブルーベリーも、旬の果実そのものの味や香りを生かしたグラスデザートに仕立てられています。暑い夏だからこそ、冷たく、美味しく、幸せな気分になれるのです。旬の今、カフェでしか味わえないこのデザートを食べに出かけてみてはいかがでしょうか。

ピーチメルバ750円。ドリンクセットは1150円。カフェでのイートインメニュー。甘酸っぱい木苺のソースと大ぶりの桃のコンポート。グラス内のバランスが絶妙。8月末頃までの販売なので、お早めに

(左)ブルーベリーシェイク550円。ソフトクリーム160gに対して80gのブルーベリーを投入して、一緒にミキサーに掛ける。色目からも分かるように、たっぷりの果実の粒感が贅沢な、すっきりと爽やかな一杯。ブルーベリーは他にもコンフィチュールに加工している。
(右)桃のコンポート840円。甘すぎず、いくつでも食べられそうな仕立て。ひと瓶に1個~1個半の桃が入っている。冷たく冷やして。9月頃まで、売切れ次第終了。発送可能。

林 周平シェフ。「ニッコー・ド・パリ」「ジャン・ミエ」で修業。帰国後「舞子ヴィラ」他で製菓長を務めた後、05年独立。フランス菓子を作り続ける、関西を代表するパティシエの一人。

ベビーカーを押してやってくる家族連れから、若いカップル、男性一人客まで、幅広い客層に愛されている。
店舗詳細
住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-17
電話:078-321-1048
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜休(9月1日~8日まで研修旅行のため休業)
アクセス:JR・阪神元町駅から徒歩5分


三好彩子(みよしあやこ):フードライター&エディター
フリーランスのフードライター&エディターとして、食雑誌を中心に活動中。
スイーツでは、コンビニやスーパーに並ぶ一般流通菓子から、カフェ・気鋭のパティスリーまで、話題の新作は欠かさずチェック。ショコラをこよなく愛する。神戸市在住。






