イタリア冬の風物詩『チョコラータ・カルダ』
寒い寒い……今日のミラノの気温は1度でした。身体の芯から凍えてくると、通りすがりのバールやお菓子屋さんの店先に飛び込んで、暖を取りたくなります。
そこで何を注文するかというと、イタリアの冬の定番チョコラータ・カルダ。直訳するとホット・チョコレートですが、たぶん日本で想像するものと違うような気がします。
それは液体チョコレートを濃縮したようなもので、スプーンですくって食べるのです。ミラノの有名菓子店の第一線で、責任者を総ナメ歴任後、独立してオープンした「ヴィスコンテア」のオーナーであり、パティシェのミケーレ・マストロリッリ氏にお話を伺うと、「飲み物じゃないねえ……」と一言。
え……飲み物じゃなくて、おやつの時間に楽しむ液体のお菓子なの!?日本でホット・チョコレートというと、ココアドリンクのようなものがイメージされるかと思いますが、チョコラータ・カルダは飲むのではなく、スプーンで食べる温かいお菓子なのです。それは流れる熱いムースのような感触。
「ヴィスコンテア」では10月中旬ごろ、冬の到来を感じる季節になると、お客さんの熱いリクエストが始まり、4月の春の兆しを感じる頃まで、チョコラータ・カルダは老若男女問わず好まれるホットなお菓子なのです。
紅茶文化のないイタリアでは、アフタヌーンティーの替わりのような存在でしょうか。パンナと呼ばれるホイップ生クリームはお好みで、男性はパンナ抜きの注文が多いようです。
甘い液体チョコレートにホイップ生クリームが山盛りですから、もうカロリーなんか気にしていられません。厳冬ですからね。「生まれたときからチョコラータ・カルダはあったはずだし、カカオがヨーロッパに伝わったときから存在するのじゃないかなあ」とマストロリッリ氏。チョコラータの歴史も古そうです。
作り方は、温めた新鮮なミルクにベルギー製の70%カカオを砂糖と同量に溶かします。1リットルに200gずつ、とレシピを教えてくれました。でもカカオが苦めなので、お客さんによっては、さらに砂糖をかける人もいるそうです。
一食分の栄養を補給して席を立つ、といったところでしょう。町のバールでは袋入りのチョコパウダーでインスタントのものもサービスしていますが、本物のチョコラータ・カルダは、こうしたお菓子作りのプロのいる店でないと試せません。ホイップ生クリームだって、スプレー缶を使うなんてもってのほか!
熱いチョコラータと冷たいクリームのコントラストが絶妙な冬の逸品。運ばれたら、さっさと食べてしまわないとホイップクリームがどんどん溶けてしまいます。じっくり風味を楽しみたいような、でも急がないと!などと、大いに悩んで頂きたいものです。
そこで何を注文するかというと、イタリアの冬の定番チョコラータ・カルダ。直訳するとホット・チョコレートですが、たぶん日本で想像するものと違うような気がします。
それは液体チョコレートを濃縮したようなもので、スプーンですくって食べるのです。ミラノの有名菓子店の第一線で、責任者を総ナメ歴任後、独立してオープンした「ヴィスコンテア」のオーナーであり、パティシェのミケーレ・マストロリッリ氏にお話を伺うと、「飲み物じゃないねえ……」と一言。
え……飲み物じゃなくて、おやつの時間に楽しむ液体のお菓子なの!?日本でホット・チョコレートというと、ココアドリンクのようなものがイメージされるかと思いますが、チョコラータ・カルダは飲むのではなく、スプーンで食べる温かいお菓子なのです。それは流れる熱いムースのような感触。
「ヴィスコンテア」では10月中旬ごろ、冬の到来を感じる季節になると、お客さんの熱いリクエストが始まり、4月の春の兆しを感じる頃まで、チョコラータ・カルダは老若男女問わず好まれるホットなお菓子なのです。
紅茶文化のないイタリアでは、アフタヌーンティーの替わりのような存在でしょうか。パンナと呼ばれるホイップ生クリームはお好みで、男性はパンナ抜きの注文が多いようです。
甘い液体チョコレートにホイップ生クリームが山盛りですから、もうカロリーなんか気にしていられません。厳冬ですからね。「生まれたときからチョコラータ・カルダはあったはずだし、カカオがヨーロッパに伝わったときから存在するのじゃないかなあ」とマストロリッリ氏。チョコラータの歴史も古そうです。
作り方は、温めた新鮮なミルクにベルギー製の70%カカオを砂糖と同量に溶かします。1リットルに200gずつ、とレシピを教えてくれました。でもカカオが苦めなので、お客さんによっては、さらに砂糖をかける人もいるそうです。
一食分の栄養を補給して席を立つ、といったところでしょう。町のバールでは袋入りのチョコパウダーでインスタントのものもサービスしていますが、本物のチョコラータ・カルダは、こうしたお菓子作りのプロのいる店でないと試せません。ホイップ生クリームだって、スプレー缶を使うなんてもってのほか!
熱いチョコラータと冷たいクリームのコントラストが絶妙な冬の逸品。運ばれたら、さっさと食べてしまわないとホイップクリームがどんどん溶けてしまいます。じっくり風味を楽しみたいような、でも急がないと!などと、大いに悩んで頂きたいものです。

「ヴィスコンテア」のクラシックなチョコラータ・カルダ。濃厚でありながら決してくどくない上質な味わい。生クリームをトッピングする場合はグラスでサービス。お好みでカカオやシナモンパウダーを振りかけて。

「ヴィスコンテア」のパティシエ、ミケーレ・マストロリッリ氏(52歳)
12歳で菓子職人に弟子入り。ミラノを代表する有名店の責任者を次々務め上げて、昨年独立。ベージュ色基調のエレガントでミラノ・モダンなカフェテリアのオーナー。

(左)グアルティエーロ・マルケージ師匠のレストラン「イル・マルケジー ノ」のカフェ担当、アンドレア君が用意してくれました。クリームでチョコラータを半分だけ覆うのがマルケージ様式。砕いてクリームの上に散らした、メレンゲの食感がアクセントに。
(右)スカラ座の1階という素晴らしいロケーション。レッド色のヴェルヴェットとブラック色のラッカー塗装のテーブルが、オペラ座らしい雰囲気を醸し出しています。
店舗詳細
名称:Pasticceria VISCONTEA
住所:Via De Amicis, 39
問い合わせ:02-39430081
営業時間:7:00〜20:30 年中無休
住所:Via De Amicis, 39
問い合わせ:02-39430081
営業時間:7:00〜20:30 年中無休
名称:Caffeteria IL MARCHESINO
住所:Via Filodrammatici, 2
問い合わせ:caricato@caricato.it
営業時間:8:00〜21:00 日曜定休
住所:Via Filodrammatici, 2
問い合わせ:caricato@caricato.it
営業時間:8:00〜21:00 日曜定休


神林充香(かんばやしみつか):グルメライター
ミラノ在住19年。学生時代のグルメ好きが嵩じ今やイタリアのレストランガイドブックに寄稿。歴史と風土に根ざしたイタリアの伝統食、食材に尽きない興味が。イタリア全国オリーブオイル試飲員協会メンバー、国立記者協会、外人記者クラブ会員。皆様のご意見ご要望をお知らせ下さい。





