エッフェル会 〜フランスで活躍する日本人パティシエの会〜
1999年に、フランスと日本の間でワーキングホリデー制度が成立してからもう10年以上が経ちますが、この制度を利用して、渡仏する若者たちは年々増えてきました。料理業界においてもかなり多く、どんなレストランやパティスリーでも、厨房に日本人の姿を見かけないということはなくなりました。それはパリだけでなく、フランス全土に渡ります。能力を認められ、正式に労働許可を得る人達も増えてきたのは、頼もしいことではないでしょうか。
そういった日本人が増えてきて、次第に日本人同士の横のつながりが必要になってきたのでしょう。そこで出現したのが日本人パティシエの集まり、“エッフェル会”です。もとはグランハイアット東京に4年間勤め、2007年に渡仏してパリ13区のパティスリー・ブランジュリー“ローラン・デュシェーヌ”と、ブランジュリー“モワザン”に勤めてきた森大輔さんが、あるとき、フランスにある日本の書店に貼り紙をしたそうです。
“日本人のパティシエ、トロカデロ広場に集まれ!”
半信半疑で遂行したものの、なんと集まったパティシエは50人以上にも及び、その時にエッフェル会を決起することに。トロカデロ広場の向こうに控える、勇壮な姿が印象的だったエッフェル塔にあやかった命名。ことあるごとに集まって、情報交換などをしていこう、助け合っていこうと決めたのだそうです。
具体的にはワーキングホリデーを取得し渡仏したのにもかかわらず、働き先がなかなか見つからない、などの悩み。一方、ちょうど日本に帰国することが決まって、お店側は働いてもらえる人を探しているという情報を持て余している。そういったお互いの情報を直接に交換できたら、これほど願ってもないことはない、など。
2010年、エッフェル会は2年目を迎えて大きな飛躍を遂げようとしています。フランスを中心に、ヨーロッパの食材や機械を日本に輸入してきたパイオニア的存在である“日仏商事株式会社”が、エッフェル会の活動を支援していくことになったのです。
パリ事務所の筒井アントニさんと、エッフェル会決起人の森大輔さんが意気投合したということもあるでしょう。現在、エッフェル会の登録者は100人にも上るそうですが、まず第一弾として“パティスリー講習会”を製菓学校“べルエ・コンセイユ”にて開催しました。
“コアントロー社”と“ボワロン社”も協賛し、参加費を無料で行うことが可能となりました。講師は当校講師ジョアン・マルタンさんと森大輔さん。
“春”をテーマにして、マルタンさんは2種、森さんは1種のパティスリーをデモンストレーション。コアントロー社とボワロン社の責任者の方々も同席し、日本人のパティシエの支援に今後も関わっていきたいということでした。日本人の仕事ぶり、市場の拡大を積極的にとらえ、こうした講習会をはじめ、他にも各会社の工場見学、コンクールの開催などの活動も見据えているとのことでした。
「エッフェル会が日仏パティスリー会の架け橋になっていくように」と森さん。彼はこの春日本へ帰国しますが、日本におけるエッフェル会支局長として、彼自身が大きな架け橋となっていくに違いありません。
そういった日本人が増えてきて、次第に日本人同士の横のつながりが必要になってきたのでしょう。そこで出現したのが日本人パティシエの集まり、“エッフェル会”です。もとはグランハイアット東京に4年間勤め、2007年に渡仏してパリ13区のパティスリー・ブランジュリー“ローラン・デュシェーヌ”と、ブランジュリー“モワザン”に勤めてきた森大輔さんが、あるとき、フランスにある日本の書店に貼り紙をしたそうです。
“日本人のパティシエ、トロカデロ広場に集まれ!”
半信半疑で遂行したものの、なんと集まったパティシエは50人以上にも及び、その時にエッフェル会を決起することに。トロカデロ広場の向こうに控える、勇壮な姿が印象的だったエッフェル塔にあやかった命名。ことあるごとに集まって、情報交換などをしていこう、助け合っていこうと決めたのだそうです。
具体的にはワーキングホリデーを取得し渡仏したのにもかかわらず、働き先がなかなか見つからない、などの悩み。一方、ちょうど日本に帰国することが決まって、お店側は働いてもらえる人を探しているという情報を持て余している。そういったお互いの情報を直接に交換できたら、これほど願ってもないことはない、など。
2010年、エッフェル会は2年目を迎えて大きな飛躍を遂げようとしています。フランスを中心に、ヨーロッパの食材や機械を日本に輸入してきたパイオニア的存在である“日仏商事株式会社”が、エッフェル会の活動を支援していくことになったのです。
パリ事務所の筒井アントニさんと、エッフェル会決起人の森大輔さんが意気投合したということもあるでしょう。現在、エッフェル会の登録者は100人にも上るそうですが、まず第一弾として“パティスリー講習会”を製菓学校“べルエ・コンセイユ”にて開催しました。
“コアントロー社”と“ボワロン社”も協賛し、参加費を無料で行うことが可能となりました。講師は当校講師ジョアン・マルタンさんと森大輔さん。
“春”をテーマにして、マルタンさんは2種、森さんは1種のパティスリーをデモンストレーション。コアントロー社とボワロン社の責任者の方々も同席し、日本人のパティシエの支援に今後も関わっていきたいということでした。日本人の仕事ぶり、市場の拡大を積極的にとらえ、こうした講習会をはじめ、他にも各会社の工場見学、コンクールの開催などの活動も見据えているとのことでした。
「エッフェル会が日仏パティスリー会の架け橋になっていくように」と森さん。彼はこの春日本へ帰国しますが、日本におけるエッフェル会支局長として、彼自身が大きな架け橋となっていくに違いありません。

マルタンさんと森さん。森さんは仏の様々なコンクールに挑戦。シャルル・プルースト杯ではパブリック賞、ディジョンコンクールでは、アントルメ&ピエスモンテ部門の一位になるなどの実力派です。

(左)森さん制作の“DEBUT(始まり)”。半球に焼き上げたビスキュイに、キャラメルとコアントロー味のムース、オレンジとバジリコ風味のクリーム、コアントローのジュレを閉じ込めた。
(右)教えることで、より理解が深まると森さん。会員と、切磋琢磨される関係を築いています。

製菓学校「ベルエ・コンセイユ」の地下会場を貸し切りで、50人近くの参加者が集まりました。コアントロー社とボワロン社の責任者の方々も挨拶を。


伊藤文(いとうあや):料理ジャーナリスト
1993年渡仏。コルドンブルー料理学校パリ校卒業後、
フランスの食文化を掘り下げる取材を重ねる。
著書に『フランスお菓子おみやげ旅行』、訳書に『招客必携』、『ロブション自伝』など多数。





