San Francisco

カリフォルニアのフルーツをふんだんに使った“フュージョン”スイーツ「Satura cakes」

ヨーロッパ生まれ、日本仕立ての“フュージョン”スイーツ、「Satura Cakes」がアメリカに上陸して今年で4年目になります。すでに店舗は6軒になり、アメリカで勢いに乗っています。実はこの店、サンフランシスコ郊外にあるシリコンバレーでビジネスを営んでいた玉置浩伸氏が現地滞在中、ヨーロッパからの移住者が多いにも関わらず、スイ—ツのレベルが低いことにがっかりし、「なければ作っちゃおう」と始めたもの。彼のビジネスセンスが大成功に導き、甘さを抑えた繊細なジャパンスウィーツは、これまで砂糖どっさりスイーツを好んでいたアメリカ人にも大人気、アメリカのスウィーツ文化に変革を起こしています。

玉置氏がビジネスパートナーとして選んだのが、南青山に本店を持つ「アニバーサリー」のオーナーシェフ、本橋雅人氏です。ご存知、「アニバーサリー」はカフェ業界の大御所で、本橋氏は全国でトップ5のパティシエにも選ばれています。玉置氏がここに立ち寄った時に「ビビッ」ときて、「この味を、このスタイルをアメリカに持ち込もう」と決心したそうです。交渉は速やかに進み、ケーキ作りから販売経路に至るまでのノウハウを知っている本橋氏、(株)アニバーサリーとの強豪チームが結成されました。そして今、このパートナー達は「Satura Cakes」を全米に更に展開しようとしています。

ロスにあるアメリカの第一号店に「アニバーサリー」から“アンバサダー”として派遣されたのはパティシエ、チョン スンホ氏。青山アニバーサリーでのシェフ経験を十二分に活かした彼の“クオリティー”ケーキは、繊細さはそのままに、カリフォルニアならではのオーガニック食材やフルーツをふんだんに使った、新しいケーキを次々に生み出しています。

その新しいケーキの代表作、アメリカンケーキをアレンジした「レッド ベルベットケーキ」はラズベリーの深い赤みがゴージャスな人気商品。バターの代わりにオイルを使い、ジューシーでしっとりとしたフルーティーなスポンジに、クリーミーでコクのあるクリームチーズフロストをレイヤーとトップに使っています。フルーツの酸味とクリームチーズのリッチで滑らかな食感が新鮮でアメリカンな作品です。

その他、チョン氏がイタリアまで出向いて研究したというオリジナルで自信作の「ストロベリー ティラミス」も、人気の一品です。また、アートクラフトのような美しくエレガントなウェディングケーキも大好評で、ジャパニーズ.パティシエの格付けも上昇中です。
日本とヨーロッパの“フージョンスイーツ”として進出した「Satura」パワーは、止まるところを知りません。ひょっとして将来アメリカからの“逆輸入”もあり得るかもしれませんね。
マンゴーココナッツムース

贅沢な2層のケーキにカリフォルニアのフレッシュフルーツがタップリ!
マンゴーココナッツムース。


(左)フラワーレスチョコレートスフレ、(右)定番のストロベリーショートケーキ

(左)フラワーレスチョコレートスフレ。滑らかなムースとしっとりしたチョコレートスポンジが溶け合いリッチな食感。
(右)定番のストロベリーショートケーキは、やはりアメリカでも大人気。サトゥラショートケーキ。


フロントのお兄さん。愛想の良いスタッフと明るい店内で居心地よく過ごせる。

フロントのお兄さん。愛想の良いスタッフと明るい店内で居心地よく過ごせる。


店舗詳細

名称:Satura cakes
住所:200 Main Street, Los Altos, CA 94022
電話:(650) 948-3300
営業時間:8:00~20:00
関根絵里

関根絵里(せきねえり):グルメ、トラベルライター&フォトグラファー/コーディネーター

サンフランシスコ在住。生まれつきのスイーツ大好き人間。
96年からの海外生活で世界のスイーツリポートに挑戦中。
現在はアメリカのフード新聞、マガジン、日本のトラベル、フードマガジンなどに執筆中。
ご意見、ご感想は:elligo@gmail.comまで。


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