
思わず食べちゃいたくなるような、スイーツ・モチーフの雑貨やファッション小物、アクセサリーは、乙女ココロをぐっととらえる人気アイテム。そんなスイーツ好きならもちろん、ファッション界も注目のイベント「Tokyo Sweets Collection 2008(トウキョウスイーツコレクション)」が11月8日、9日の2日間にわたって品川プリンスホテル内クラブeX(東京都港区)で行われた。
このスイーツ・ファッションショーは、日本を代表するファッションブランド「TSUMORI CHISATO」と、国内の有名パティシエがコラボした日本で初めての試み。スイーツで飾り付けられた衣装を間近で見ながら、参加パティシエがファッションのテーマに合わせて創作したオリジナル・スイーツを味わえるのも魅力の一つだ。ファッションショーに参加したのは、「Toshi Yoroizuka(トシ ヨロイヅカ)」(東京都渋谷区)のオーナーシェフ・鎧塚俊彦さん、「モンサンクレール」(東京都目黒区)オーナーパティシエ・辻口博啓さんなど、12組13名のパティシエ。食べられるスイーツを洋服に飾り付けるのは、世界大会に出場経験があるパティシエたちにとっても初めての挑戦となった。テーマや世界観などに個性が現われ、どのパティシエもアイディアを形にするために技術と創造力を発揮し、見ごたえのあるショーが実現した。
フランス菓子キャトーズ・ジュイエのオーナーシェフ、白鳥裕一さんは「企画を聞いた段階で、今までにないことで、ぜひやってみたいと思った。じっさい、とても刺激的な挑戦ができて、いい経験になりました」と話す。
デザイナーも、パティシエも観客も、スタッフも。会場にいる全員が初めて体験したこのステージ。「次回」も作りたい、見たい! という熱気に包まれて閉幕した。
光り輝くきらめきを表現したかった──ゼラチンでテキスタイルを生み出す

複雑な光を放つゼラチンを、流行のポンチョ風にアレンジ。
「誰もやったことがないからこそ、やってみる価値がる」と、
スイーツ素材でテキスタイルを表現した
僕がまず考えたのは、スイーツで洋服を飾る「アクセサリー」ではなく、「光り輝くようなきらめき」を表現したい、ということ。ランウェイを歩くモデルさんを、キラキラさせたいというイメージがあったので、何か食材でテキスタイルを作り出せないかと考えました。そこでゼラチンでテキスタイルを作り、色を溶いてグラデーションを出す。そんなところから試行錯誤を始めました。あめ細工など他の人とかぶりそうなものは避け、「こんなゼラチンの使い方あったのか」と思わせる見せ方を考えました。仕上がりは、光のマジック、ゆらめきを表わせたかな、と満足しています。
制作の過程は孤独ですが、本番では会場との一体感も楽しめたし(笑)、こういった自分との戦いは大事です。過去の自分のレベルを超えていくような挑戦はこれからも続けていきたいですね。ツモリさんとのコラボは刺激的でしたし、他のパティシエの作品などからも刺激を受けました。こういったことから、パティシエのフィールドが広がる可能性を感じました。
「かわいい」を表現したマシュマロの飾りは、コラボを経て、商品化の期待も!?

会場からも「かわいい」の歓声が聞こえた大人かわいい作品。
スイーツな世界観はピカイチ
まずツモリさんの洋服があり、そこに僕の個性をぶつけることで、ファッションとスイーツを融合させることを考えました。ツモリさんの服を見た第一印象はとにかく「かわいい」と思いました。それを表現する手段として、マシュマロはすぐに決まりました。マシュマロは店頭であまり扱っていない商品なのですが、今回こうしてチャレンジすることで自分の表現の幅を広げることができたと思います。今回の作品を通じて、商品化も考えられそうです。実は制作の過程でツモリさんから一度、ダメ出しがあり、そこから修正を重ねて作品を作りあげたので、実際に仕上がった作品を見て、ツモリさんから「かわいい」と言ってもらった時は思わずガッツポーズが出ました(笑)。話し合いを重ねて、ツモリさんの意見を取り入れつつ自分の個性をぶつけるという、まさにコラボすることで、いいものができたと思います。
ファッションショー自体、会場で見るのは初めての体験でした。コレクションのよさは写真で見てもわかりますが、参加する楽しさ、ドキドキ感が加わりますね。2回、3回と重ねるに従っていいものもできると思いますので、またぜひ挑戦したいと思います。









































